作成者:局長 ONさん
Salve!
木津新鮮組局長のONさんです。
寒さがそれほどではないので過ごしやすい12月だと思いますが、皆さんいかがお過ごしでしょうか?
突然ですが、皆さんイタリア料理を食べる機会は今月の予定にありますか?
ぜひ本物のイタリア料理を皆さんにも召し上がっていただきたいものです。
と言いつつ、これは世界共通ではないかと思うのですが、和食、中華、イタリアン、フレンチ・・・、
いずれも「伝統的」とか「本物の」と言った形容詞をつけて宣伝したり、プロモーションやメニュー展開している
レストランは普通に見られますよね。
かくいう私も、1年ほど前に本物のカルボナーラをどうぞ、なんていう題で「これが伝統のカルボナーラだ!」と
言い切っていました。(^_^;)
しかしながら食の世界は嗜好、嗜好は日々変化していきます。
皆さんがおふくろの味として認識している料理が、今や一般的ではない料理になっていることもあるでしょう。
「本物」、というのはベースさえしっかり押さえていればそれで構わないのではないでしょうか?
そんな前置きで、今回は冬の食材牡蠣を使ったリゾットを作ってみました!
イタリア伝統の部分はしっかり遵守しながらの和風リゾットです。
イタリアンリゾットで遵守すべきポイントは、
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生米使用、玉ねぎベース
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煮込む前にお米をバターや油でしっかりコーティングして炒める
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煮込み時に加える水やスープは熱い状態で
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煮込みすぎない固めの食感
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最後に空気を入れながらかき混ぜてふんわりさせる
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フォークでいただく
今回は後片付けも考慮してフライパン1つで作りました。
材料は次の通りいたってシンプルです。
お米、生牡蠣、オリーブオイル、にんにく、玉ねぎ、冷凍シーフード(あさり、イカ、エビ)、
白ねぎ、料理酒、黒コショウ、塩です。
フライパンで熱したオリーブオイルににんにくを入れます。
続いてスライスした玉ねぎを入れます、透き通るまで炒めてください。
生米を入れてよくかき混ぜながら1~2分炒めます。
普通はコンソメスープを入れますが、魚介なのでコンソメは使わずに冷凍シーフードをここで軽く炒め出汁を取りました。
白ワインの代わりに料理酒、軽く塩をふって煮込準備は完了。
お湯を足しながら中弱火でぐつぐつ煮込んでいきます。
煮込み時間はお米の種類によっても違いはありますが、個人的には15分以上はないです、だいたい12~13分です。
味見しながら調節してください。
煮込み初めは放っておき、途中からお米が水分を急速に吸い上げますので、5~6分したらよくかき混ぜながら煮込んでください。
こんな感じで水分が減少します。
完成した時に水分がほとんどなくなっている状態にしなくてはならないので時計とにらめっこしながらお湯をつぎ足します。
牡蠣に合うと思ったので白ネギを選びました。
火を止める少し前にスライスして入れます、ネギの食感重視のため最初からは入れませんでした。
ぷりぷりの生牡蠣を続けて投入!!
牡蠣は長い時間熱すると固くなってしまうので最後に入れて火が通るまで煮込めばいいと思います。
手間はかかりますが、本来なら最初に軽く炒めておいて取り出し、残ったスープを煮込みに活用がいいですね。
黒コショウをガリガリ。
オリーブオイルを垂らし、木べらで中に空気が入るようよくかき混ぜます。
オイルに加えてパルミジャーノチーズ入れてもよいのですが牡蠣の味を味わいたかったので、今回はパス。
塩加減を確認して伊和合作のリゾット完成!!
ただしスプーンではなくぜひフォークでどうぞ。
文章にすると長いのですが、リゾットは簡単でお米を洗う手間も要りませんので、材料変えても20分もあれば出来てしまいます。
クリスマス、年末年始休暇にぜひチャレンジしてみてください!
以上、木津新鮮組局長のONさんでした!!