赤ワインに漬け込むと、ワインに含まれる酸の作用で肉の筋肉組織が弱まり、
筋繊維どうしの空間が押し広げられて肉の保水性が高まるので、肉が柔らかくなるのです。
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作成者:局長 ONさん
Ciao tutti!
局長のONさんです。
2021年になっても新型コロナウイルスは終息目途が立たず、巣ごもり生活にもいいかげんに…。
ですが、グルメな私の「なんでもおいしく食べよう!」の心は変わりません!
今回は2月9日肉の日に輸入ビーフステーキがグラム128円のセールをしていましたので、
巣ごもり生活の中でも「食で心を幸せに」の精神で、イタリア仕込みの調理法をお伝えしたいと思います。
ちなみにイタリア語では「ビーフステーキ」の事を「ビステッカ」と呼びます。
「国産牛は脂がどうしても多いため、イタリア風にいくなら輸入牛肉!」というのは建前で、
今回は先ほども言いましたが価格に負けてしまい輸入ビーフステーキ肉で調理します。
「安かろう、固かろう、噛み切れないだろう」とわかっていても激安には手が出てしまいますよね(笑)
しかも厚切り買ってきました~。(^_^;)
ただ普通に焼いていてはもちろん噛み切れないので、「そんな肉を売るんじゃない!」と言いたいですが、
そこをどうするか?いろいろ方法がありますが、単純に赤ワインに漬け込んでしまいましょう。
赤ワインに漬け込むと、ワインに含まれる酸の作用で肉の筋肉組織が弱まり、
筋繊維どうしの空間が押し広げられて肉の保水性が高まるので、肉が柔らかくなるのです。
ワインのみならず野菜やハーブなんかも一緒に入れてもいいと思いますが、ここは単純に
そこらへんで売ってる1本300円レベル赤ワインのみでいきたいと思います。
一昼夜漬け込んだのがこちら。
赤ワインをキッチンペーパーで軽くふいたらオリーブオイルを全体に塗り込んでいきます。
肉は室温に戻しておき、この状態でしばらく置いたら、塩コショウ(今回はハーブソルトを使いました)を
してフライパンを強火で空焚き、煙がたってきたらバターを入れて肉投入です。
1分半ほどで焼き色がつきますので、ひっくり返します。
そして肉を漬け込んだ赤ワインの残りを少し垂らし、フタして強火蒸し焼きにします。
2分ほどで完成!
たったこれだけで、食べるときにオリーブオイルかければまさにイタリア風で十分美味しいのですが、
フライパンの焦げももったいないので、ステーキソースも作りましょう♪
日伊合作になりますが、個人的に醤油+バルサミコ酢は万能ソースになりえると思っています!
同量の醤油+バルサミコ酢に、漬け込んだ赤ワイン残り、すりおろし玉ねぎまたはニンニク、
そしてワサビを混ぜて、先ほど使用したステーキ肉を焼いた後のフライパンで煮詰めれば、
それは素晴らしいステーキソースになりますのでぜひお試しを!
ワサビの代わりにブルーベリージャムにするとこれがラム肉にピッタリのソース!!
醤油+バルサミコ酢+オリーブオイルでカルパッチョソースも作れます。
本当に日伊のドレッシングコンビネーションマッチングに感謝です。
と言うことで、せっかくですのでカルパッチョもマグロとサラダ菜で作ってしまいました。
付け合わせの塩パンは2つに切ると断面が空洞なので、ここに具材を詰めて食べるとまた良し、です。
前菜はカルパッチョロール!
肉の日セールが続いていたので、翌日はサフランライスに合わせました~。
いかがですか?
格安ステーキ肉も、ちょっとひと手間加えただけで飲食店にも負けない料理に変わります!
料理は、知る楽しみ、選ぶ楽しみ、作る楽しみ、味う楽しみ、伝える楽しみを兼ね備えています。
巣ごもり生活で時間がありましたら、ぜひ私のように料理を楽しんで下さい!
食材はもちろん木津市場でお買い求め下さいね!
それではまた次回の記事をお楽しみに~!
Buon divertimento !!
木津市場について詳しくはこちら⇒https://kizu-ichiba.com/