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ま~いにち、ま~いにち、ぼくらはてっぱんの~♪

 

う~えでやかれて、いやになっちゃうよ~♪

 

1975年(昭和50年)に大ヒットした童謡に“およげたいやきくん”(歌:子門真人)という曲 があります。

 

この歌の反響は大きく、子どもは大喜び、たい焼き屋さんも売り切れ続出で大繁盛しました。

 

歌詞の内容が、会社勤めを辞めて広い世界へ飛び出したいサラリーマンの気持ちを代弁していたため、大人にも大人気でした。

 

今はデジタルで管理されるため仕事に“遊び”がなく大変ですが、昭和を支えたサラリーマンも何かと窮屈な思いをしていたのです。

 

さて、前置きが長くなりましたが、今回は「たいやきくん」ではなく、「てんぶりくん」についてお話しさせていただきます!

 

いきなり「てんぶりくん」と言われてもなんのこっちゃと聞こえてきそうですが、この時期美味しい「天然ブリ」についてです(笑)

 

日本列島を広く回遊する天然ブリですが、夏場には餌を求めて北に回遊します。

 

ブリの分布域
北海道一円が分布域になっている。
平成28年度資源評価報告書(ダイジェスト版)より

 

日本海を北上する群れと太平洋を北上する群れがあります。

 

魚の行動原理は、餌を求めることと子孫を残すことにあります。

 

月や星、花を見て美しいと想像するのは私たち人間だけに与えられた感性です。

 

今までは青森あたりまで北上し、イワシやスルメイカなど好物をしっかり食べて、秋になると産卵をめざして南下していきます。

 

ところが最近の温暖化にともなう海の環境変化でオホーツク海にまでブリが回遊していく時代になっています。

 

北海道一周旅行でしょうか。(笑)

 

北海道ではアキザケの定置網が各地に設置されており、アキザケと同時にブリが混獲されます。

 

天然ぶりが混獲されるサケ定置の水揚げ

 

知床など北の海でとれた10kを超す大物は脂がのって味はまろやか、まさに「寒」ブリと呼ぶにふさわしい逸品です。

 

実は私、昨年あたりから行きつけの魚自慢の立ち飲み屋で、10月に目を疑うようなすばらしいブリトロ、

 

まさに「寒」ブリに出会いまして、どっぷりとブリにはまってしまいました。(笑)

 

絶品 天然ブリトロの断面

 

 

写真は私が魅了されたブリのお刺身です!

 

お~い、てんぶりく~ん!!

 

北海道の食べ物はおいしいですか~?

 

脂がたっぷりのったイワシやスルメイカ、サンマをお腹いっぱい食べてますか~?

 

産卵する鹿児島沖まで「たいやきくん」のように針で釣られないように気を付けてめいいっぱいおよいでね!

 

寒ブリの季節到来間近

 

富山や石川、佐渡の文字通り寒ブリは、「鰤起こし」が起こるこれからが旬の入りです。

 

精悍な顔つきの天然ブリ(石川産)

 

鰤起こしは12月ごろから北陸地方で猛烈な風が吹き、雷が激しく鳴り響く日のことで、石川や富山の方言です。

 

 

この時期に日本海を回遊しているブリが、初冬の雷に合わせて獲れ始めることから、漁師が網を起こすというのと、

 

ブリを起こすという意味をかけて鰤起こしといわれます。

 

たっぷり餌を食べて南下するブリは旨みたっぷり!!

 

「彼岸から彼岸まで」といって、これからの本番に期待したいものです。

 

木津市場にも10k以上の本格的な天然ぶりが入荷します!

 

背・腹、四分の一(シブイチ)から購入できます。

 

一度来場いただき天然ぶりのたまらん旨みと風味を満喫して下さい。

 

おすすめは造り、ぶりしゃぶ、照り焼き、塩ぶりあらの粕汁・・・全部美味しすぎて決められません(笑)

 

皆さんも1番おすすめの食べ方をぜひ見つけてくださいね!

 

美味しい天ブリも販売している木津市場はこちら⇒https://kizu-ichiba.com/