旬な食材情報やお得な市場の使い方など市場の人間だからわかるマル得情報発信中!!SNSも随時更新中!

作成者:

 

どうも、二番隊隊長のさとちゃんです!

 

気温も下がってきまして、すっかり秋らしい季節になりましたね。

 

秋と言えば、「読書の秋」、「スポーツの秋」、「旅行の秋」などなど、たくさんありますが、

 

私はやっぱり「食欲の秋」を選んでしまいます。(笑)

 

秋は本当に美味しい食材がたくさんありますよね。

 

考えれば考えるほどお腹が空いてきますので、早速食材を探しに市場へ行きましょう!

 

グ~グ~鳴るお腹を押さえながら市場を歩いていますと・・・

 

発見!

 

秋の味覚の代表格と言っても過言でもない「サツマイモ!」。

 

販売していたお店は、市場の中三番通りの角にあります丹波篠山産のお野菜を中心に、たくさんの種類の野菜を取り扱っていて、

 

一般のお客様にも小売販売をしています「丹喜丹井商店」さんです。

 

 

その、たくさんの野菜の中から今回私の目に留まったのが、この三種類の「大阪もん」のサツマイモです。

 

 

「大阪もん」って何?と思っている方の為に簡単にご紹介致します。

 

「大阪もん」は「大阪産」の事で、大阪府内で栽培・生産された農産物や畜産物、林産物、大阪湾で採取された大阪府内の港に

 

水揚げされた魚介類と、それらを原材料にした加工品のことを「大阪もん」と総称しています。

 

「大阪もん」の食材についてもっと知りたい方は副隊長の壁さんの記事を読んで下さい。

 

さて、話は戻りましてこの三種類のサツマイモ、写真にも書かれていますが、

 

左から「紅はるか」、「シルクスウィート」、「安納芋」と呼ばれるブランドのサツマイモです。

 

ここで、それぞれのサツマイモの説明を簡単に致します。

 

「紅はるか」

 

紅はるかは、九州沖縄農業研究センターによって、外観が優れる「九州121号」に皮色や食味が優れる「春こがね」を

 

交配させて育成されたサツマイモです。

 

特徴は、外観が美しく、強い甘みがありますが後味はスッキリしていて、果肉の色は黄白色でやや粉質です。

 

加熱するとしっとりとした食感になります。

 

「シルクスウィート」

 

シルクスウィートは、カネコ種苗で開発されたサツマイモで、糖度と食味が優れる「紅まさり」と紅はるかにも使われている

 

「春こがね」を交配させて育成されたサツマイモです。

 

特徴は、両端が細く中央が太い典型的なお芋の形をしていて、「紅はるか」に似て濃い紅色の皮で、中はクリーム色をしており、

 

収穫してすぐはやや粉質ですが、貯蔵することで粘質へと変わります。

 

十分貯蔵されたものは水分が多く、加熱すると絹のようにしっとりとした滑らかな舌触りになります。

 

「安納芋」

 

安納芋は種子島の特産として知られているサツマイモです。一般的な安納芋は表面の皮が赤い「安納紅」と呼ばれているものですが、

 

その中から、表面の皮の色が白いタイプのものが生まれ、それを選抜育成したものが「安納こがね」と言われています。

 

もともとは「安納紅」と「安納こがね」は登録品種苗として、種子島のみでの栽培が認められていましたが、

 

平成25年からはその制限が解除されて各地でも栽培できるようになりました。

 

「大阪産の安納芋?」と思った方もいるかもしれませんが、制限が解除されて大阪府内で栽培された安納芋ですので

 

「大阪もんの安納芋」なのです。

 

安納芋の特徴は、やっぱり糖度ですね!生の状態でも16度の糖度(夕張メロンよりも高いです)を誇り、加熱することで

 

40度前後にもなります。水分性が多く粘着質で、焼くとクリームのようにねっとりとした食感になります。

 

説明が長くなりましたね。

 

本題に戻りまして、この三種類のサツマイモ。どうせなら一つだけ買うのではなく、三種類食べ比べしてみたいと思いまして

 

大き目なものを各一本ずつ購入しました。

 

お値段は各kg500円で750円でした。

 

どうやらこのサツマイモ達は先日、南大阪の畑で店主の丹井さんのご家族で収穫してきたそうでして、

 

サツマイモだけにほっこりとしたエピソードが伺えました。笑顔も素敵な丹井さんです!

 

本当にご協力ありがとうございました!

 

 

さて、このお芋を使ってどう料理するか悩みましたが、今回は子供も大人も大好きな「スウィートポテト」に挑戦したいと思います!

 

それでは、Let‘s市場でcooking!

 

材料

 

※今回は、お芋本来の甘みを味わうためにお砂糖は使用いたしません。

・サツマイモ各種    (各約500g)

・牛乳         (75cc)
・バター(無塩)    (30g)
・卵          (2個)
・黒ゴマ        (飾りつけに少々)
※つや出し用に卵黄   (1個)
※お砂糖を使用する場合 (40g程度)

 

作り方

 

※写真は「紅はるか」を使用して説明しています。

 

1、 サツマイモは土を落とすためにまずは軽く水洗いを行います。

 

 

2、 洗い終わりましたら、ピーラーで皮を剥いていきます。

 

3、 皮を剥いたら、火が通りやすいように輪切り(1~2cm)にし、四等分にイチョウカットします。

 

 

4、 鍋に入れたサツマイモ全体が浸るように水を入れて約15~20分柔らかくなるまで煮ます。

 

 

5、 サツマイモに火が通っているか、つまようじ等で刺して確認し、火が通っていたらザルに移します。

 

 

6、 ゆがいて柔らかくなったサツマイモをフードプロセッサーに入れて、同時に用意していた牛乳、バター、卵を入れて

 

滑らかになるまでミキサーしていきます。(フードプロセッサーがない場合はボールに入れてマッシュします。)

 

 

この時点で甘くて美味しそうなにおいがして、思わず食べたくなりますが我慢です!

 

 

7、 滑らかになるまで混ざりましたら、アルミカップに入れて(つや出しをする場合は表面に卵黄を塗って下さい。)

 

軽くゴマを乗せてオーブントースターで約8~10分焼きます。

 

 

8、 焦げ目に注意しながら焼いていき、焼きあがったら熱が冷めるまで冷蔵庫で冷やしてください。(約30分程度)

 

9、 程よく冷えて固まったら、お皿に盛りつけて完成です!

 

今回は三種類ありましたのでこの作業を残り(シルクスウィート、安納芋)二回同じように繰り返しました。

 

では、いよいよ実食!

 

まずは、「紅はるか」。とても舌触りは滑らかで、ほのかな甘みですっきりした味わいです。

 

 

次に、「シルククイーン」。こちらも口当たりはとても滑らかで、紅はるかより甘みが強く感じられました。

 

ちなみに他の隊員に試食してもらった結果、シルクスウィートが一番人気がありました。

 

 

最後に「安納芋」。とてもお芋らしい綺麗な黄金色で、甘さの中にこれぞ「お芋」というお芋ならではの味わいがありました。

 

舌触りもやはり粘着性が強いだけに滑らかでとろけるようでした。

 

 

まとめ

 

今回は、秋の味覚の代表格の「サツマイモ」の料理に挑戦致しました。

 

「紅はるか」、「シルククイーン」、「安納芋」の三種類を同じ調理の仕方・分量でスウィートポテトにした結果、

 

お芋らしさを求める方は「安納芋」

 

お芋の甘さを味わいたい方は「シルククイーン」

 

すっきりした甘さ控えめを味わいたい方は「紅はるか」

 

をオススメいたします!

 

最後に

 

今回の記事を参考に、皆さんもぜひ木津市場で素敵な食材に出会い、おいしい料理で毎日を幸せにしていきましょう!

 

大阪木津市場について詳しく知りたい方はこちらです⇒ https://kizu-ichiba.com/