旬な食材情報やお得な市場の使い方など市場の人間だからわかるマル得情報発信中!!SNSも随時更新中!

作成者:

 

Ciao!

 

木津新鮮組局長のONさんです。

 

長雨が続く鬱陶しい梅雨の日々、皆様いかがお過ごしでしょうか?

 

ジメジメ、ムシムシに加えてマスクを毎日してると本当に嫌になってしまいますね。

 

今年の梅雨は例年に比べて14日ほど遅れているみたいですが、早く明けて欲しいですね。

 

さて皆さん、関西では夏になるとタコを食べるってご存じですか?

 

 

関西では、半夏生(夏至から数えて11日後の5日間)にタコを食べる風習があります。

 

 

これは、「稲の根がタコの足のように、強く広く大地に根付いて欲しい」と言った古来より農家の方々が祈願していた言われがあります。

 

また、タコは夏にも旬があり、大阪湾から瀬戸内海にかけての海では、身の引き締まった美味しいタコが獲れます!

 

タコには「タウリン」と呼ばれる栄養が多く含まれており、夏バテ防止や疲労回復に大変効果があります。

 

そんなことを考えていましたら、無性にタコ料理が食べたくなってきました。(^_^;)

 

そういえば、イタリアではタコは見た目がグロテスクなのもあり、実はあまり食べられていません。

 

にゅるにゅるなのと吸盤の見た目が苦手な方も多いかも・・・

 

 

タコを意味するイタリア語「polipo」は、腫瘍のポリープをも意味すると聞くとなんとなくわかる気がしますが………。

 

もちろんナポリやシチリアなど海の近くでは別です。

 

少し前のブログで、ラグーソース(ミートソース)パスタを紹介しましたが、このソースの材料は肉だけではありません。

 

バリエーションとしてあまり知られてはいませんが、魚介類のラグーソースもとても味わい深いです。

 

そこで今回は、ミンチ肉を旬の美味しいタコに置き換えた「タコのミートソースパスタ」を紹介します。

 

なので、ミートソースを作った経験ある方にとっては、何も難しいことはありません。

 

肉同様、タコもミンチにしてしまうレシピ紹介が多いのですが、よりタコ感を出したいならば、

 

ミンチ状ではなく少し大きめに、プロセッサーではなく包丁で1cm角ほどにカットしてみてください。

 

また魚介類料理では白ワインを使うレシピが多い中、ここはあえて赤ワインを使用してコクを出しましょう!

 

まずタコをお好きな大きさにカット、玉ねぎ、ニンジン、セロリをみじん切りにします。

 

下準備が整ったら、日本で販売されているイタリアンパセリは香りが弱いので、ここはフツーのパセリを使います。

 

オリーブオイルでニンニクひとかけらと、パセリの茎部分を炒めます。

 

パセリの茎は炒めると香りがよく出ますので、決して捨てないでくださいね!

 

茎は炒めたら取り出し、カットしたタコを加え、さらによく炒めます。

 

この後、ニンジン、セロリ、玉ねぎを加え、しんなりしたらグラス1杯の白ではなく赤ワインを入れ、強火でアルコールを飛ばします。

 

 

そして、パセリの葉みじん切りに缶トマトを加えて、30分ほど弱火で煮込みます。

 

※おすすめはもちろんカットトマトではなくホールトマト缶、ペーストがあれば少しペースト混ぜてもなお美味しく出来上がります。

 

塩コショウして茹で上がったパスタに混ぜ、トッピングはパセリの葉みじん切り少々。

 

絞りレモン、唐辛子の輪切りはお好みで添えて出来上がりです!!

 

 

 

 

ミートソースで定番のタリアテッレで作りました。

 

 

 

さらに図に乗ってスパゲッティでも作ってしまいました。(笑)

 

それでは、実食!!

 

「うまいっ!!」

 

赤ワインで煮込むことによって、タコのコクがしっかりと引き出されています!タコも柔らかく、トマトソースとの相性もばっちりです!

 

ぜひ皆さんも、白ワイン煮込みではなく、赤ワイン煮込みを試していただいて、タコの旨みをすべて味わってください。

 

ただパスタとの相性は、魚介パスタに定番のリングイーネか、ペンネなどのショートパスタの方がこのソースにはより合うと思われます。

 

いかがでしたでしょうか?

 

今が美味しいタコを食べて、皆さんもこれからの暑い夏を乗り越えていきましょう!

 

木津市場にも小さいものから大きなタコまで取り揃えていますので、是非お買い求めにお越しください。

 

ボイルしているタコはそのままかじりついても美味しい!

 

それでは、また次回をお楽しみに!木津新鮮組局長のONさんでした!

 

Divertitevi !

 

木津市場についてはこちらへ⇒https://kizu-ichiba.com/