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Buon giorno tutti !

 

木津新鮮組局長のONさんです!

 

さて、いきなりですが、皆さんは外国人誰もが驚く日本に住んでいる「幸せ」はなにかご存じですか?

 

小学生が一人でバスや電車に乗って出かけることができるという他国にはない安全性もさることながら、

 

なんと言っても鮮魚の安さが飛びぬけており、私も十分に楽しんでいます。

 

※ちなみに私が以前住んでいたミラノでは、12歳未満は1人での外出は禁止されています。

 

今週のオフタイムにスーパーに出かけたら、なんと新鮮なイワシが6尾100円で販売されていました。

 

 

イタリアなら10ユーロはくだらないでしょう。(日本円にすると約1300円)

 

それがたったの0.75ユーロならゲットしない理由は何もありません!

 

今晩のメニューは最近はまっている肉料理から瞬時に変更となりました。(笑)

 

私のマンマの味である、イワシの赤味噌麦とろ飯(ルーツは静岡の漁師料理らしい)が頭に浮かびましたが、それは冬だろう。

 

ならばどうせ暇だし、イタリアンパスタソースの中で最も準備が面倒くさいであろうPasta con le sarde(パスタコンレサルデ)、

 

シチリア島の伝統料理であるイワシのパスタを作ろうと決めました!

 

シチリアの漁師が地元の安い食材を使いながらも、豊かな味わいを求めて作り出したこの料理は様々なレシピが存在します。

 

私も今回、本格的に作るには材料費が馬鹿にならないので多少アレンジしています、お許しを。(^_^;)

 

基本的にカジュアルなイタリア料理に難しいことは何もないのですが、なぜかこの料理の材料は異常に多くてそこが面倒。

 

しかも、新鮮なイワシは必須なのでなかなか作るチャンスは巡ってきません。

 

このパスタ料理はシチリア料理レストランにでも行かない限り出会うことはほぼありませんので、作る価値は高いです!

 

今回の材料はこちらになります。

 

 

必須は、先ほどもいいましたが鮮度抜群のイワシ、そして野生のういきょう、レーズン、松の実です。

 

が、問題は野生のういきょうで、そんなイキッた食材が私の街にあるわけもなく、イタリアンパセリで代用しました。

 

さらにサフランも高いので、「S&B 魚の香草焼きシーズニング」でズルしました。

 

そしてパン粉、にんにく、玉ねぎ、アンチョビー、レモンは仕上げの風味付け用です。

 

シチリア料理といえばレモンは欠かせませんよ!

 

そしてパスタは穴あきロングパスタのブカティーニは切らしていたので、ガローファロの有機スパゲッティを使用。

 

コストコで売られているせいかおそらく誰もプレミアムブランドとは気づいていません。

 

 

それでは、早速イワシのさばきにかかります。

 

イワシはアジやタイをさばくと思えば手開きできるので簡単です。

 

頭と内臓を取って、骨を指ではずすだけ、皮はソテーするのでそのままにしておきます。

 

 

にんにくみじん切りをオリーブオイルで炒めたらパン粉と松の実入れてじっくり火を通します。

 

茶色に色づいたら皿にあげておきます。

 

 

続いて玉ねぎをみじん切りにし、アンチョビーを炒めたらイワシ投入!

 

 

ソテー後にサフランと塩コショウの代わりに魚の香草焼きシーズニング入れ、さらにパスタのゆで汁を足して煮込みました。

 

 

パスタは茹で上がる2分ほど前に鍋からあげ、イワシの煮込みに混ぜます。

 

 

ゆっくりかき回しながら汁気が少なくなったところで、炒めたパン粉、にんにく、松の実、レーズンを加えて混ぜ合わせたら完成!

 

 

仕上げは野生のういきょうの代わりにイタリアンパセリみじん切り、食べる直前に軽くレモン絞って、プロセッコを合わせました。

 

 

「プロセッコはヴェネトだぜ!」、「いやいや、ここはシチリアDOCワインだろ!」、「カタラットかグリッロあたりでは?」

 

というツッコミに対しては、6尾100円のイワシをはじめ、材料費を削って作りましたので、

 

ワインも668円で購入したコストコブランドのプロセッコにしました。

 

このプロセッコ、とてもフルーティでシャルマー製法の利点がよ~く出ています!

 

たとえ1,000円以上してもお買い得、かつ合う料理の幅も広いです。

 

Buon appetito !

 

まずはよく冷やしたプロセッコをごくり、喉を伝わるまさにこれが”Theフレッシュ&フルーティ”!!

 

少し汗ばむ今の季節には至福の喜びです!!

 

レモンの香り漂うイワシのパスタを口に含むと、パセリや香草の香りがまず五感を通して大脳辺縁系を直撃!!

 

続いてイワシやシーズニング、レーズンの味わい、さらに松の実の香ばしさや炒ったパン粉に

 

低温乾燥とブロンズダイスで丁寧に作られたパスタの食感と、追って飲むプロセッコスパークも口内でピチピチ弾け、

 

五感及び脳内はまるでおもちゃ箱のようにぎやかになります。

 

この喜びを皆さんもぜひ一緒に味わってみてください!

 

木津市場にも脂ののった美味しいイワシがたくさん販売されています!ぜひお買い求めを!

 

 

以上、木津新鮮組局長のONさんでした!

 

【ご参考】

野生のういきょう

 

オーセンティックなイワシのパスタ

 

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